無料で使えるWi-Fiスポットが各地に広がっている

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海外からの観光客の不満のダントツ1位が、「街なかに無料のWi-Fiスポットが少ないこと」らしい。

日本では主に通信キャリアや大手コンビニ、スーパーなどが提供するアクセスポイントに限られ、事前の有料契約や会員登録が必要になる。いつでも自由に使いたければ、結局、WiFiルーターを購入して持ち歩くことになる。
しかし、海外では無料のWiFiスポットが、街中に普及しているのが常識になっている。公的、私的なスポットが入り混じり、端末さえあればネット利用に困ることはない。

WiFiフリーで世界に劣る東京、都市力の差はどこから来るのか(WEBRONZA)

個人的にもWiMAXを解約して、iPhoneのテザリングで済まそうかと画策中なので、改めて現在の公衆無線Wi-Fiのことを調べてみました。

お父さん犬のステッカーが街に溢れてるが…

たしかに、ソフトバンクモバイルの「ソフトバンクWi-Fiスポット」やNTTドコモの「docomo Wi-Fi」、KDDIの「au Wi-Fi spot」などの各携帯会社提供の公衆無線LANのスポットは急速に増えているが、キャリアと契約しなきゃいけないし、PCではまた別の契約が必要だったりで、だれでも自由に使えるわけではないんですよね(^^ゞ

前回の「もうすぐWiMAXの更新月なので、モバイル環境を見なおしてみた」でも触れた、Wi2 300でも、独自のスポット以外にauやyahooのスポットも、月額固定380円で使用できるし、時間限定のワンタイムプランもあるのでかなり安い部類に入るが、契約が必要なので、海外からの観光客には敷居が高い。

Wi-Fiスポットってほんとに必要?

現在では、携帯電話もiPhoneなどスマートフォンが普及し、回線も3GからLTEになったことで、わざわざWi-Fiスポットを探す必要が少なくなりました。
Windowsが不調の中、iPadなどのタブレットやMacBook Airのような薄型ノートはそこそこ売れてるみたいだが、日常的に外出先で使用する人は、定額で使用できるモバイルWi-Fiルータを使用しているはず。
たまにしか必要なければ、スマホでテザリングするという方法も…

それでも、WiMAX以外のキャリアでは月間のパケット制限があるし、2段階定額のプランなら節約したい人もいると思う。
腰を据えてカフェやホテルで仕事をするなら別だが、気軽にちょっと検索したい場合に、無料でサクッと使えるWi−Fiがあれば、便利なことも…

すでに無料のWi-Fiも存在していた

W-ZERO3を使用していた時など、ネット回線は遅かったし、無料で使えるWi-Fiスポットの「FREESPOT」や自分もユーザであれば無料で使える「FON」で自分の行動範囲にあるスポットは調べてチェックしてました。FONは個人宅の場合も多く、大まかな場所しかわからないし、電波も弱い場合も多かったので、付近を探しまくった覚えが…(笑)

また、少し前からコンビニやファミレスなどで使用できるスポットが増えてきてますね。例えば…

セブンスポット

セブン&アイグループの公衆無線LAN。セブン・イレブンやデニーズで利用できる。会員登録必要。

at_STARBUCKS_Wi2

スターバックス・コーヒーで利用できる公衆無線LAN。メールアドレスの登録だけで利用可能。

LAWSON Wi-Fi

ローソン(コンビニ)でできる公衆無線LAN。Ponta会員の必要あり。

高速道路SA・PA

休憩中に目的地周辺の観光地などを検索できて便利。
E-NEXCO Wi-Fi SPOT(NEXCO東日本)
C-NEXCO Free Wi-Fi(NEXCO中日本)
※NEXCO西日本では、SoftbackとdocomoのWi-Fiが利用できるが、無料サービスはまだ提供してないらしい。

観光客向けに広がる無料Wi-Fiスポット

最近では観光客向けのサービスを行う自治体も増えているようです。
知らない土地でこそ、いろいろ調べたいですもんね。

Fukuoka City Wi-Fi

氏名とメールアドレスの登録が必要。いったん登録すると、6ヶ月間は次回利用の際に登録なしで利用できる「簡易ログイン」が可能。

やまなしFree Wi-Fiスポット

富士山の世界遺産登録により、増え続けている外国人観光客向け。
配布場所にて「Wi-Fiカード」を入手し、記載してあるIDとパスワードで接続。
Wi-Fiカードは、英語、中国語、台湾語、韓国語の4カ国対応。

Osaka Free Wi-Fi

2014年1月スタート。メールアドレスを入力するだけで、簡単に利用できる。
Osaka Free Wi-Fiは、30分ごとにリセットされるが、回数は無制限。
Osaka Free Wi-Fi Liteは、15分ごとにリセットされ、4回/日(合計1時間)。

調べてたらこんなサービスを見つけた

Japan Connected-free Wi-Fi

wifi-japan
NTT BPが提供しているAndroidアプリ。
サービスの詳細はニュースリリースの方がわかりやすい。
ぜひ、Androidだけでなく、iOSやPC向けにも提供して欲しい。

現在のサービスエリアは以下のとおり

<サービスエリア等一覧(サービス開始順)>
成田国際空港株式会社
日本空港ビルデング株式会社
東京国際空港ターミナル株式会社
福岡市(福岡空港、福岡市営地下鉄等も含まれます)
三菱地所株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
沖縄市
東海旅客鉄道株式会社
※対応予定のサービスエリア等
大阪国際空港ターミナル株式会社(平成25年12月対応予定)
森ビル株式会社(平成25年12月対応予定)
東京地下鉄株式会社(今後対応予定)
山梨県等(今後対応予定)

Androidアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」の提供開始について(NTT BPニュースリリース)

自治体や商店街などに向けたサービスも…

集客のためにWi-Fiスポットの提供を考えているが、どうすればいいのかわからない自治体もあるかと思います。
独自で公開するには、セキュリティや提供方法とかいろいろ考える必要がありますもんね、
こういったサービスを利用して、街なかに気軽に利用できるWi-Fiが増えれば、ちっとしたときに便利になると思います。

Do SPOT

先ほど紹介したOsaka Free Wi-Fiなどでも採用されている、フレッツ・スポットを使ったNTTメディアサプライのサービス。

FC2 WiFi

無料ブログなどで有名なFC2のサービス。
インターネット回線は用意する必要があるが、その他の設置・機器代・利用料などすべて無料で導入できる。

けど、無料のWi-Fiスポットって安全なのか?

無料・有料を問わず、不特定多数のユーザが利用できる公衆無線LANスポットは、やっぱり自宅のWi-Fiとは違いセキュリティ面で不安があります。
提供している各社でもそれぞれ対策しているでしょうが、名前や電話番号、住所などを登録するようなショッピングサイトやオンラインバンキングなどは極力利用しないほうがいいかも

特に、野良無線LANには要注意!!

野良無線LANとは、「サービス提供者の分からない、パスワード確認を行わない、無料開放された無線LAN」のこと。野良AP(アクセスポイント)と呼ばれることも…
Wi-Fiスポットを探していると、結構な確率で野良無線LANが見つかるるんですよね。

同じLANに接続するだけで、メールやWebなどで利用した情報は、通信を盗み見られる可能性があり、個人情報が漏洩する場合もあるんだとか(^^ゞ
悪意を持って無料開放している野良無線LANの場合はもっと危険で、不正アクセスやウイルス感染、PCやスマホの乗っ取り、個人情報や仕事のデータを盗まれるなんて可能性も…

まさに「タダほど怖いものはない」
ただ、今回紹介した無料のものも、会員登録や指定の接続方法が必要で、野良無線LANとは区別できるはずなので、ちょっとでも怪しい無線LANのアクセスポイントには、つながないように注意しなくては…

自宅の無線LANにパスワードなどの設定をしていない場合も危険性は同じ。
さっき確認したら、自宅に設定してたFONの電波が飛んでないことがわかりました(^^ゞ
今度、時間のあるときにでもチェックしとかなくては…

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